カーネーションの語源・由来

カーネーションは、英語「carnation」からの外来語。
古くカーネーションは、「戴冠式(新国王が王家に伝わる宝冠を被り、即位を明らかにする儀式)」を意味する「coronation」と表記された例もある。
そのため、カーネーションの語源は、「冠(corona)」に関連する説が有力とされる。
冠関連の語源説には、カーネーションの花の形が王冠に似ているためとする説と、神の花冠に用いられたことから名付けられたとする説があり、ナデシコ科ナデシコ属の総称「ダイアンサス(Dianthus)」には「神の花」という意味がある。
他の説では、品種改良される前のカーネーションが肉の色に似ていたことから、ラテン語で「肉」を意味する「caro」を語源とする説もある。
カーネーションは、江戸時代初期にオランダ人経由で日本に入り、昭和10年頃までは「オランダ石竹(せきちく)」や「石竹」と呼ばれていた。

出典:カーネーション – 語源由来辞典

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