ライチの栄養基礎知識

ライチの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、種類や仲間など、知っておきたいライチの基礎知識。

ライチの特徴

ライチとは、ムクロジ科の実を食用とする果実です。
中国南部からインドシナ半島が原産とされ、中国では紀元前から栽培されていたと言われています。
「絶世の美女」として知られる楊貴妃の好物であったと伝えられ、美容に良いとされる栄養素を豊富に含んでいる果物です。
独特の香りとさっぱりとした甘みが特徴で、その食感や豊かな香りから「果物の女王」と呼ばれます。中の果肉は半透明の乳白色で、固い果皮に覆われた見た目からは想像しにくいでしょう。
樹上では鮮やかな赤色をしていますが、収穫すると一日を経たずに茶色へ変色してしまうほど鮮度の落ちやすい果物です。そのため冷凍での流通が一般的でしたが、技術の進歩により現在では生の果実も楽しむことが出来ます。
中国や台湾、アメリカでの生産が多いですが、日本国内でも鹿児島や沖縄で栽培されています。

ライチの栄養・効能

ビタミンCを多く含むので、強い抗酸化作用とコラーゲン生成促進効果による美肌作りに期待ができます。加えてロイコシアジンというポリフェノールの一種が、シミの元であるメラニンの生成を抑えます。
その他にも血管を強くする銅や、血圧を下げるカリウムもバランスよく含まれます。
特に葉酸含有量は果物の中でもトップクラスであり、胎児の生育に不可欠な栄養素であることから妊娠中の女性にもおすすめしたい果物です。

ライチの選び方

生の場合、皮に張りがあり、赤みを帯びているものが鮮度の良い果実です。

ライチの保存方法

ポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室にて保存します。生の場合4~5日で味が落ちるので、購入後は早めに食べきりましょう。

ライチの旬の時期

生は6~8月が旬です。
冷凍や缶詰は通年出回ります。

ライチの種類や仲間

ランブータン、竜眼。

出典:ライチの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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