けちをつけるの語源・由来

「けち」は不吉な出来事を意味する「怪事(けじ)」が音変化したもので、「あやしき事」の意味である。
その「けち」に「つく」で、「縁起の悪いことが起こる」といった意味になり、「悪評などで物事がうまく進まない」などの意味になった。
そこから難癖をつけたりすることを「けちをつける」と言うようになった。
囲碁用語で対局の終盤で、決まらない目を詰め寄せる意味の「けち(結・闕)」を語源とする説もあるが、囲碁用語は「けちをさす」と用いられ、「けちがつく」や「けちをつける」といった表現はされない。
また、けちをつけるの「けち」は、難癖をつける意味が生じる以前に、縁起の悪いことの意味で用いられていたため、囲碁用語の説は縁起の意味が考慮されておらず考え難い。

出典:けちをつける – 語源由来辞典

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