「けったい」は、占いの結果を指す名詞「卦体(けたい)」が促音化して生まれた言葉です。もともとは「卦体が悪い」という表現で、縁起が悪いことを示していましたが、略されて「卦体」のみが使われ、「忌々しい」や「奇妙だ」といった意味合いに変化しました。
一説には、「希代(きたい)」が変化して「けったい」になったとする説もありますが、「卦体」の説が有力視されています。
関西地方で主に使用される言葉であるが、他の地域でも使われています。なお、漢字表記は「卦体」「怪態」「怪体」が見られますが、「卦体」は語源に由来し、「怪態」と「怪体」は意味からの当て字であり、通常は「けったい」をひらがなで表記します。