セイウチの語源・由来
セイウチは、ロシア語で「トド」「アシカ」を意味する「sivuch」が音変化した語。オランダ語の「Zeekoe」が転訛した説もあるが、生息地や音からロシア語が妥当であろう。漢字で「海象」や「海馬
セイウチは、ロシア語で「トド」「アシカ」を意味する「sivuch」が音変化した語。オランダ語の「Zeekoe」が転訛した説もあるが、生息地や音からロシア語が妥当であろう。漢字で「海象」や「海馬
アザラシの「アザ」は「痣」、「ラ」は接辞「ラ(之)」で接尾語の「ら」が発達した語、「シ」は「獣」のこと。体表にある黒い斑点を「痣」と見て、「痣のある獣」の意味で名付けられたのであろう。アザ
アシカの語源には、葦の生えるところに棲む鹿の意味で「アシシカ(葦鹿)」が転じたとする説と、海に棲む鹿の意味で「アマシカ(海鹿)」が転じたとする説がある。アシカの「シカ」が「鹿」と考えられるのは、頭
冷たいは、「爪痛し(つめいたし)」が転じた語。「つめいたし」が「つめたし」となり、「つめたい」になった。現代では、肉体の一部が触れた時に感じる温度の低さを形容する語が「冷たい」、体全体で感じる
古く、シカは「カ」といった。その「カ」に「シ」が付いた「シカ」がオス、「メ」が付いた「メカ」がメスを表した。「シ」は「夫」を表す古語「セ」の転で、「メ」は「女」の意味である。やがて、メスも
南京豆は、江戸時代初期に中国を経て渡来したため、この名がある。南京豆の「南京」は、「南京米」や「南京袋」など、他の語の上に付いて中国経由または中国から渡来したものを表す。主に関西では「かぼちゃ
落花生は、江戸時代初期に中国を経て伝来した。「落花生」は漢名で、花が落ちた後、子房の下の部分が伸びて地中に潜り、実が生ることに由来する。日本では「落花生」が音読みされて、「ラッカセイ」と言うよ
リゾットは、イタリア語「risotto」からの外来語。「risotto」の「riso」は、「rice(ライス)」の語源でもある「米」を意味するイタリア語。「(o)tto」の部分は定かではないが
おじやは、「じや」に接頭語の「お」を付けた元女房詞。「じや」は煮える時の音か、「じやじや」と時間をかけて煮る様子を表した語といわれる。近世には「じゃじゃ煮る」といった例が見られることから、上記
雑炊は、古く「増水」と書き、ご飯に水を入れて量を増したものをいった。増水に野菜や魚介類など種々の具を入れるようになったことから、「雑炊」と当て字で表記されるようになった。「雑炊」の表記が現れた
花の語源は、美しく目を引くことから物の突き出た先の部分を意味する「端(はな)」とする説、開く意味の「放つ」の「はな」とする説、「葉」に接尾辞の「な」が付いたとする説、「早生(はやくなる)」の意味、「春
体は「殻(から)」に接尾語「だ」が付いた語。古くは、魂に対してそれを宿している身体、生命のこもらない肉体を「からだ」と言い、魂を宿した肉体は「身(み)」と言った。つまり、身の外形部分が「体」で