里芋の栄養基礎知識

里芋の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、種類や仲間など、知っておきたい里芋の基礎知識。

里芋の特徴

里芋とは、サトイモ科の主に塊根を食用とするものです。
タロイモの一種であり、東南アジア原産で日本には縄文時代に渡来してきたとされます。
主に子芋を広く食用としますが、「ずいき」と呼ばれる茎やその付け根に付く「むかご」も食べることが出来ます。
里芋として流通している品種は「土垂」や「石川早生」が一般的です。

里芋の栄養・効能

里芋の主成分は炭水化物ですが芋類の中では比較的低エネルギーで、ビタミンB1、ビタミンC、カリウム、食物繊維などを豊富に含みます。
ぬめりの成分であるガラクタンやムチンは粘膜保護作用があるので胃潰瘍の予防に役立つほか、食べ物の吸収を緩やかにする効果もあります。
食物繊維は、整腸作用のある不溶性食物繊維とコレステロール排出をする水溶性食物繊維共に豊富に含まれるため、便秘や脂質代謝異常の改善にも効果的です。
あくに含まれるシュウ酸カルシウムの刺激により痒みを引き起こすこともあるので、さっと下ゆでするか軽く塩もみしてから調理をするとよいでしょう。

里芋の選び方

少し湿り気があり、丸く太ってしっかり固いものを選びましょう。
おしりがふかふかしているものは中が傷んでいる可能性があるので、避けたほうがよいです。

里芋の保存方法

泥付きであれば新聞紙で包み、湿気が少なく寒すぎない場所で常温保存します。適温は10~25℃です。
洗ったものは2~3日を目安で早めに食べきりましょう。

里芋の旬の時期

里芋は一年中出回りますが、9~11月が旬です。

里芋の種類や仲間

海老芋、京芋、セレベス、水芋、やつがしらなど。

出典:里芋の基礎知識 – 食品食材栄養事典

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