緑茶の栄養基礎知識

緑茶の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、種類や仲間など、知っておきたい緑茶の基礎知識。

緑茶の特徴

緑茶とは、ツバキ科の常緑樹の若芽を摘みすぐに蒸して乾燥させたものです。
緑色の保持と香味を形成したもので、茶の種類や製茶法により多くの種類に分かれています。
緑茶、烏龍茶、紅茶はすべて同じ茶の木が原料で、発酵度合いで区別します。不発酵が緑茶、半発酵が烏龍茶、全発酵が紅茶です。

緑茶の栄養・効能

緑茶は古くから不老長寿の薬として飲まれていたほど、優れた栄養を持っています。
なかでも注目すべきはカテキンです。強い抗酸化作用をもち、動脈硬化や心筋梗塞を予防します。またコレステロールの吸収を抑える効果もあり、体脂肪が気になる場合には緑茶を摂取することがおすすめです。
抗ウィルス・抗菌作用も確認されており、かぜの流行する季節ではお茶によるうがいが感染予防に効果的であると言われています。
緑茶カテキンには抗ガン作用があると言われ、動物実験では効果が確認されています。しかしヒトにおいては賛否どちらの報告もあり、これからの研究に注目が集まります。
カフェインは若芽に多く、覚醒作用や疲労回復、強心作用、利尿作用とさまざまな効果があります。
緑茶はビタミンCも含み、皮膚や粘膜の保護、コラーゲンの生成を助ける美容効果も期待できます。
アミノ酸についても、うまみ成分であるテアニンは高級な茶ほど多く含まれ、GABAは脳細胞を活性化させイライラや不安を鎮める抗ストレス作用があります。

緑茶の選び方

新鮮なものが美味しいため、茶葉にツヤがあり、収穫日が近いものを選びましょう。

緑茶の保存方法

直射日光、高温多湿を避けて保存します。密封できる茶筒に移し替えるとなおよいでしょう。鮮度が落ちていくため、開封後は1ヶ月を目安に飲み切るのがおすすめです。

緑茶の旬の時期

春から初夏にかけて新茶の時期になります。

緑茶の種類や仲間

玉露、抹茶、せん茶、釜炒り茶、番茶、ほうじ茶、玄米茶。

出典:緑茶の基礎知識 – 食品食材栄養事典

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