梨の栄養基礎知識

梨の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、種類、品種など、知っておきたい梨の基礎知識。

梨の特徴

梨とは、バラ科の果実を食用とするものです。
日本で梨と言えば和梨を指し、ザラザラとした独特の食感が特徴。
皮の色で種類が分かれ、黄緑色の青梨と褐色の赤梨があります。

梨の栄養・効能

独特の食感はリグニン・ペントザンと呼ばれる果肉にある石細胞によるもので、難消化性食物繊維です。それが腸を刺激し、便秘の予防や改善に効果があります。
90%が水分であり、カリウムやフラボノイドが豊富であることから血圧降下作用や動脈硬化予防の効果も期待されます。
吸収率の良い果糖を多く含むので、効率的なエネルギー源となるでしょう。

梨の選び方

果皮に張りがあり、大玉でずっしり重いものが上等です。
皮にやや青みが残っているものが食べ頃で、皮にざらつきが無くなめらかになっている物は完熟しているものです。

梨の保存方法

ビニール袋に入れて、冷暗所に保存します。
長期間保存したい場合は野菜室に保存しますが、果肉が柔らかく傷みやすいため早めに食べきるのがおすすめです。
くし切りにしてラップで包み、冷凍保存も可能です。その場合は1カ月を目安に保存してください。
追熟が必要な場合は常温保存します。

梨の旬の時期

さまざまな品種があり、早生種は7月頃から出回りますが、旬は9~10月です。

梨の種類

洋梨、中国梨、和梨など。

梨の品種

幸水、豊水、二十世紀、新甘泉、南水、あきづき、新高、愛宕、愛甘水、新美月、かおり、新王、にっこり、新興、長十郎など。

出典:梨の基礎知識 – 食品食材栄養事典

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