きゅうりの栄養基礎知識

きゅうりの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、種類など、知っておきたいきゅうりの基礎知識。

きゅうりの特徴

きゅうりとはウリ科の野菜で、シャキシャキとした歯触りが特徴です。
原産国はインドのヒマラヤ地方で、日本では奈良時代から食べられていたとされています。
サラダや酢の物、炒め物など幅広い用途で用いられ、板ずりをするといぼが取れて口当たりがよくなります。
完熟すると黄色くなる「黄瓜」が語源とされており、食用は未完熟の緑色のものを収穫します。果皮が薄く、色が白い華南型と、果皮が厚く、いぼが黒い華北型があります。

きゅうりの栄養・効能

きゅうりのほとんどが水分で、一見栄養がないように思われますが、ミネラルやビタミンを含む優れた食材です。
特にカリウムが多く、余分なナトリウムを体外に排出する効果があります。
抗酸化作用をもつビタミンCや、糖質代謝に関与するビタミンB1も含み、ビタミンB1はぬか漬けにすると量が増えるとされます。
シトルリンというアミノ酸の一種がきゅうりには多く含まれ、血管の拡張作用や疲労回復、運動能力の向上に効果が期待できます。

きゅうりの選び方

触れると痛いぐらいイボが尖っているものが新鮮です。
両端がしっかりしているものが良品とされますが、曲がり方は味への影響はありません。

きゅうりの保存方法

水気を拭いて新聞紙にくるみ、野菜室にて保存します。
しかし低温に弱いため、冷やし過ぎないように早めに食べきりましょう。

きゅうりの旬の時期

ハウス栽培により通年出回りますが、5~8月が旬です。

きゅうりの種類

四川きゅうり

種が小さく、歯ごたえもよいため生食がおすすめです。

もぎりきゅうり

曲がってしまったきゅうりを若どりした小さいきゅうりです。

ひめきゅうり

サイズが小さく、甘みが強いです。

加賀太きゅうり

加賀野菜の一種で、大型の品種です煮込み料理などにも向きます。

出典:きゅうりの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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