抹茶の栄養基礎知識

抹茶の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、加工品など、知っておきたい抹茶の基礎知識。

抹茶の特徴

抹茶とは玉露同様、収穫前に茶の木をむしろ等で覆い、摘んだ若葉を蒸して、揉まずにそのまま乾燥せた後、切断して茎や軸を除き、石臼(茶臼)で粉末状に挽いたもので、別名「挽き茶」といいます。
抹茶には、濃緑色の濃茶と、鮮やかな緑青色の薄茶があります。

抹茶の栄養・効能

抹茶には、タンパク質、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンB群、ビタミンC、食物繊維、カリウム・カルシウム・リンなどのミネラルが豊富に含まれています。
抹茶は茶葉そのものを飲むため、これらの栄養素を無駄なく摂取できるという利点があります。
ただし、成分表の含有量は粉末状態のものなので、実際に抹茶を飲食する際の量でいえば、それほど摂取量は多くなりません。
その他、抹茶にはビタミンCやビタミンEの数倍から数十倍の抗酸化力をもつカテキン、覚醒作用のあるカフェイン、リラックス効果のあるテアニン、コレステロール値を下げたり、免疫力を高める効果があるサポニンなどが含まれています。

抹茶の選び方

抹茶は香りがよく色鮮やかなものを選びましょう。

抹茶の保存方法

抹茶は湿気・光・熱が変質の原因となるため、密閉された容器に入れ、冷暗所で保存します。

抹茶の旬の時期

新茶は春の4月から5月が旬ですが、抹茶は摘んでから5ヶ月ほど熟成させるため、秋の10月から11月が旬になります。
春から初夏にかけ、抹茶フレーバーのスイーツが数多く発売されますが、これは新茶の旬に合わせたものです。

抹茶の加工品

ケーキ、アイスクリーム、プリン、羊羹、大福などのスイーツやパンなど。

出典:抹茶の基礎知識 – 食品食材栄養事典

TOP
テキストのコピーはできません。