荒いと粗いの違い・使い分け


荒いと粗いは同源であるため、意味に似たところがあり、ともに「あらい」と読むため、使い分けに注意が必要である。

荒いの意味は、動きや勢いが大きく激しい。性格や言動が乱暴である。限度を超えている。整っておらず荒れ果てている。
粗いは、すきまが大きく細かくない。なめらかでない。大雑把である。粗雑であるという意味である。

荒いと粗いの使い分けのポイントは、人や物の動きに関することには「荒い」、人や物の状態に関することには「粗い」を使うということ。
また、穏やかの反対語になるのが「荒い」、細かいの反対語なるのが「粗い」で、この2点を覚えておくと、比較的使い分けがしやすくなる。

ただし、岩がごつごつしている状態を表す場合は、荒れた状態をいうため「荒い」を使い、石や砂などの粒がざらざらしていることには「粗い」を使うというように、動きか状態かという点だけで使い分けられないこともある。
そのため、反対語と合わせて考えなければならない。

また、荒いと粗いの使い分け方で、触れられない事物には「荒い」、触れられるものには「粗い」を使うと説明しているものもあるが、必ずしもそうとは言い切れない。
たとえば、上記のような岩の場合は触れようと思えば触れられるが「荒い」を使う。
乱暴的な仕事の仕方を表現する場合には「荒い」を使い、大雑把な仕事の仕方を表現する場合には「粗い」を使い、どちらも触れられるものではないのである。

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