忖度と斟酌の違い・使い分け


忖度は斟酌と同じような意味で使われることが多いが、忖度の本来の意味は斟酌と同じではない。

忖度の本来の意味は、他人の心中を推し量ること。つまり、相手の気持ちを考えることを表す。
忖度の「忖」も「度」も「はかる」という意味で、特に「忖」には「心(立心偏)」が使われているように、人の心をはかる(推測する)という意味である。

斟酌の意味は、相手の心情を考慮することや、考慮して取り計らったり手加減すること。あれこれ照らし合わせて取捨すること。控えめにすることなどの意味があり、忖度と類似するのは、はじめの意味である。

忖度は相手の心中を察するところまでで、斟酌のように取り計らったり手加減するといった、行動に移すという意味は含まれないため、使い分けのポイントとしては、行動が伴うか伴わないかになる。

しかし、2000年代に入ってから、忖度は目上の人の心中を推し量る、目上の人の意向を汲み取るといった意味で使われるようになった。
森友学園問題以降は、目上の人の意向を考慮して取り計らうという、行動を伴った意味で使われ始め、流行語として広く使われるようになってからは、対象も目上・目下関係なくなり、忖度と斟酌の意味に違いがなくなってきたのである。

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