同じ靴を指して、「パンプス」や「ハイヒール」と呼んだりすることがある。
これ自体間違いではないが、必ずしも「パンプス=ハイヒール」とは限らない。
パンプスとは、履き口が大きく開き、紐や留め具がなく、足を滑らせるようにして履く婦人靴の総称。
一方のハイヒールは、かかとの高い婦人靴のことで、一般に、つま先よりかかとが7cm以上あるもの。
3cm以下であれば「ローヒール」、4~6cmぐらいであれば「ミドルヒール」「ミディアムヒール」「中ヒール」などと呼ぶ。
つまり、パンプスは靴の種類を表し、ハイヒールはかかと部分の高さを表しているのである。
かかと部分が7cm以上あるパンプスは、「ハイヒールパンプス」なので「パンプス」でも「ハイヒール」でも間違いではないが、かかと部分の低いパンプスは「ハイヒール」ではない。
また、ハイヒールになっている靴には、ミュールやサンダル、ブーツなどもあるため、「ハイヒール」だからといって「パンプス」とは限らないのである。