天真爛漫の「天真」は、天から与えられた自然のままの姿で、飾り気がないこと。
「爛漫」は、花が咲き乱れるさまや、光り輝くさま、明らかに現れるさまのこと。
そこから、子どものように無邪気で憎めないさまをいうようになった。
「天真爛漫」という言葉は、中国、宋代の詩人 蘇東坡の詩の中の句「天真爛漫是吾師」から広まった。
陶宗儀の随筆『輟耕録』の中で、絵の出来栄えを「天真爛漫」と評したのを始まりとしているものが多いが、『輟耕録』は元末の1366年に書かれた随筆で、蘇東坡の詩よりも300年ほど新しい。