iPS細胞の「i」が小文字になった2つの理由

iPS細胞の「iPS」は何の略か

2006年に京都大学の山中伸弥教授のグループは、iPS細胞の開発に成功しました。
この細胞は、すべての器官や組織に分化する能力を持つ細胞で、「人工多能性幹細胞」と呼びます。
英語では「induced pluripotent stem cell」といい、その略が「iPS細胞」なのです。

iPS細胞の「i」を小文字にした理由

ふつう略字には全て大文字が使われますが、iPS細胞は頭文字の「i」だけ小文字になっています。
その理由について、山中教授は2点挙げています。
ひとつは、覚えやすいように2文字で表したかったけれど、思い浮かぶ2文字の表記は他の物質に使われていたため、3文字でもできるだけ2文字に近づけるようにしたかったということ。
もうひとつは、当時流行していたアップル社の携帯音楽プレーヤー「iPod」のように、世界中に広く普及して欲しいという願いを込めて、最初の「i」だけを小文字にしたということです。

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