泡を食うの語源・由来

泡を食うの「泡」は、「あわてる(慌てる)」の「あわ」に「泡」を掛けたもの。
泡を食うの「食う」は、「肩透かしを食う」や「門前払いを食う」などと同じく、他から好ましくない行為を受けることを意味する。
「泡」と「食う」を合わせた「泡を食う」は、ひどく慌てさせられる事態に遭遇する意味になる。
「慌てる」の語源には「泡立つ」に由来する説があるため、泡は「あわてる」の「あわ」と掛けたものではないとの見方もあるが、「泡立つ」の説は不確かであることや、「泡を食う」の語が見られる江戸後期より遥か昔に「慌つ」の語が成立していることから、泡は「慌てる」の「あわ」と掛けたものと見て間違いない。

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