水無月(和菓子)の語源・由来

水無月の名前は「夏越の祓(水無月祓)」に食べることに由来し、この菓子の起源は次のとおりである。
平安時代、朝廷へ氷室から氷を献上する規定があった。
それが江戸時代には「氷室の節句」と称するようになり、宮中では旧暦6月1日に氷室から切り出した氷を臣下が賜る風習となった。
民間ではその風習にならい、氷の代わりに食べられていたものが水無月の起源となるが、それは保存しておいた正月の鏡餅を「氷餅」と称したもので、ういろうでもなく、「水無月」という名でもなかった。
現在の形の水無月は、昭和に入って京都の和菓子屋で作られたのが始まりという。
白いういろうは、その氷に見立てたものか、四角を半分にして一年の半分を表したもので、小豆の赤色には厄除けの意味があるといわれる。

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