沢山の語源・由来

たくさんは、多い意味の形容動詞語幹「さは(多)」と、数の多いことを表す「やま(山)」を重ねた「さはやま」に「沢山」の字を当て、音読したものといわれる。
ただし、「さはやま(さわやま)」の例が見られるのは近世に入ってからであるのに対し、「たくさん」の例は鎌倉時代の『平家物語』に見られる。
そのため、「さはやま」は「沢山(たくさん)」の訓読みと考えるのが妥当である。
その他、「たかい(高い)」「たける(長ける)」など、「tak」の音から「たく(沢)」が当てられ、「沢山」になったとする説もあるが未詳。

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