「横」「隣」「そば」の違い

横とは、水平方向、左右の方向のこと。
位置関係を表した言葉で、縦や斜めではないことを表す。
「横に座る」といった場合、必ずしも近い距離とは限らず、左右の方向であれば何人隔てていても「横」である。

隣とは、並んだもののうち、最も近くにあるもの。
横並びで最も近くを意味することも多いが、「隣の町」や「隣の駅」というように、位置に関係なく、最も近いことを表す。
「隣の国」という場合は、距離も遠く、海を隔てることもあるが、「国」という括りでいえば最も近くにある。
つまり、同じ種類の中で最も近くにあるものが「隣」である。

そば(側・傍)とは、あまり間を置かないで近くのところ。
距離がさほど遠くにないことを表す言葉で、重点が置かれているのは距離である。
横のような位置や、隣のような同種のものが間に存在しないといったことは関係なく、縦でも間に入っているものがあっても、近くであれば「そば」である。

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