弱冠の語源・由来

弱冠は、中国周時代の制度に由来する。
古代中国では男子の20歳を「弱」と言い、その年齢になると元服して冠をかぶったことから、20歳の男子を「弱冠」と言うようになった。
日本でも初めは男子の20歳の意味で使われていたが、「年が若い」という意味に重みが置かれるようになり、「弱冠」は女子に対しても使われる言葉となった。
さらに現代では、「弱冠17歳で◯◯した」「弱冠28歳で△△した」というように、20歳に限らず、一般的に成し遂げられる年齢よりも若いという意味でも用いられるようになった。
「若い」の意味が強まったことで、読みが同じで「若」の字が付く「若干」と誤表記されることも多くなった。

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