素封は『史記』に見える語。
素封の「素」は、「むなしい」や「無い」の意味。
「封」は、封土や封禄の「封」で、社会的な地位や領土のこと。
つまり、素封は社会的な地位や領土はないが、諸侯にも等しい財産があることや、そのような人(民間の大金持ち)をさす。
「素封」のみで「大金持ちの”人”」も意味するため、本来「家」を付ける必要はない。
しかし、「資産家」や「金満家」などに寄せたのか、明治以降、「大金持ちの”人”」を表す際は、「家」を付けて「素封家」と言うようになった。
素封は『史記』に見える語。
素封の「素」は、「むなしい」や「無い」の意味。
「封」は、封土や封禄の「封」で、社会的な地位や領土のこと。
つまり、素封は社会的な地位や領土はないが、諸侯にも等しい財産があることや、そのような人(民間の大金持ち)をさす。
「素封」のみで「大金持ちの”人”」も意味するため、本来「家」を付ける必要はない。
しかし、「資産家」や「金満家」などに寄せたのか、明治以降、「大金持ちの”人”」を表す際は、「家」を付けて「素封家」と言うようになった。