今はスーパーに行くと様々な種類のお酢が手に入りますよね。
ところで皆さんは料理用のお酢を買う時に
「米酢と穀物酢、何が違うんだろう…どちらを買えば良いのかな?」
「米酢と穀物酢はどうやって使い分ければ良いんだろう?」
と思ったことはありませんか?
こちらの記事では米酢と穀物酢の違いについてまとめました。
それぞれのお酢が向いている料理や、みなさんのいつも作る料理からどちらがおすすめかもお伝えします。
米酢と穀物酢の違いって?
米酢と穀物酢だと作り方は同じですが、材料の比率が違います。
穀物酢の材料
その名の通り、穀物(米、小麦、コーン、酒粕など)を原材料としています。
さっぱりとした酸味とツンとした香りが特徴です。お求めやすい値段からこちらをスーパーで購入する方も多いのではないでしょうか。
米酢の材料
米酢も穀物酢の中のひとつなのですが、穀物酢の主原料が穀物数種類であったのとは違い、米酢は主原料を米のみで製造します。味は穀物酢に比べてコクがありまろやかで、米の甘味や風味が感じられます。
それぞれ向いている料理は?
穀物酢はクセのない酢なので様々な料理に活用出来ますが、酸味を感じやすい酢のため加熱する料理に向いています。
鶏のさっぱり煮などの煮物料理や甘酢あんなどの炒め料理には穀物酢がおすすめです。
米酢は穀物酢に比べて香りがあるのが特徴ですが、その香りは加熱すると消えてしまいます。そのため酢の物やすし酢、サラダのドレッシングなど、酢の風味や香りを楽しむ料理に向いています。
自分にはどちらがおすすめ?
米酢と穀物酢の違いが分かったところでどちらも常備しておきたいですが、調味料置き場のスペースが限られている人も多いですよね。
「自分におすすめのどちらかにしたい」
という方は普段自分がどのような料理を良く作るか、もしくはどんな料理を作りたいかで決めると良さそうです。
煮物や洋食を中心に料理をする方は穀物酢がおすすめ
大根と鶏のさっぱり煮や酸辣スープなどの加熱料理やピクルス、マリネ、キャロットラペなど洋食寄りのお酢料理を作る人は穀物酢がおすすめです。
煮物は酢をたくさん使いますが、お手頃な穀物酢であれば気にせず使えます。
また洋食には米酢だと米のコクが気になるかもしれませんので、穀物酢を使うほうが良いでしょう。
酢の物やドレッシング、酢飯を頻繁に手作りする人は米酢がおすすめ
わかめの酢の物や、サラダドレッシング、おいなりさんの酢飯など、和食中心でお酢の風味が好きという方には米酢が断然おすすめです。
米酢の強みはなんと言ってもお米のコクと旨味、香りです。
米酢が生きる料理が好きということは、お酢の風味がより生きる米酢を使うほうが満足度は高いでしょう。
米酢と穀物酢は違う!自分の好みや用途で選ぼう
米酢と穀物酢は材料の比率が違い、それによって味や風味にも違いがあるということが分かりました。
スーパーで迷った際は、自分が普段どのような料理を作ることが多いか考えて、それに合ったお酢を選べると料理の楽しさが増すでしょう。