膝裏のくぼんだ部分の名前

膝の前面の名前

膝の前面の出っ張った部分は、一般には「膝頭(ひざがしら)」や「膝小僧(ひざこぞう)」と呼ばれています。
医学用語では、「膝の蓋」と書いて「膝蓋(しつがい)」といいます。
膝の前面と同じように、膝裏のくぼんだ部分にも名前が付けられています。

膝裏のくぼみの名前

膝の裏のくぼんだ部分は、「ひかがみ」といい、漢字では「膕」と書きます。
この名前は、膝を屈めるとその部分が引っ込むことから、「ひきかがみ(引き屈み)」と呼ばれていたものが、促音化されて「ひっかがみ」、さらに「ひかがみ」になったと考えられています。
また、同じ「膕」の漢字を使って、「よぼろ」や「よほろ」とも呼びます。

膝裏のくぼみを表す医学用語

膝裏のくぼんだ部分を医学用語では、「膝窩(しっか)」といいます。
「窩」には「あな」や「むろ」という意味があり、「くぼみ」を表す言葉なので、膝のくぼみという意味で「膝窩」というのです。
体の部分で「窩」の付く名称には、肘の裏にあるくぼんだ部分の「肘窩(ちゅうか)」、脇下のくぼんだ部分の「腋窩(えきか)」、眼球の入っている頭蓋骨のくぼみの「眼窩(がんか)」、みぞおちの「心窩(しんか)」などがあります。

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