心頭滅却すれば火もまた涼しの語源・由来

「心頭」とは、心のこと。
「滅却」とは、消し去ること。
無念無想の境地に至れば、火さえも涼しく感じられるということから、どんな苦痛であっても、心の持ち方次第でしのげるという教え。
杜荀鶴の詩『夏日悟空上人の院に題す』に「安禅必ずしも山水を須いず、心中を滅し得れば自ら涼し(安らかに座禅をくむには、必ずしも山水を必要とするわけではない。心の中から雑念を取りされば火さえも涼しく感じるものだ)」とある。

出典:心頭滅却すれば火もまた涼し – 故事ことわざ辞典

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