日野市は、近世の「日野宿」にちなむ名。
日野の由来には、府中に国府があった時代、日野台地に烽火台(のろしだい)が設けられたことから、「火野」と称していたが、和銅6年(713年)に「日野」に改められた説。
日奉宗頼が、遠祖天御中主神を勧請し、日野宮権現を祀ったという伝説に基づく説。
応永32年(1425年)の頃、日野中納言資朝の玄孫 宮内資忠が移住し、「日野」と号したという説。
「ヒノ(桧野)」の意味で、ヒノキの多い原野であったことに由来する説。
「ヒノ(樋野)」の意味で、水路のある野に由来するなど、多くの説があるが未詳。