ぶりっ子は「かわい子ぶる子」や「いい子ぶる子」などの語尾「ぶる子」から生じた語で、そのように振る舞う意味の「ぶる(振る)」に由来する。
1980年、タレントの山田邦子が「かわい子ぶりっ子、ぶるぶるぶりっ子」というギャグを使ったことで流行語となり、翌81年には『邦子のかわい子ぶりっ子』というレコードも発売された。
1980年に歌手デビューした松田聖子は、典型的なぶりっ子キャラのアイドルであったことから、「元祖ぶりっ子」と呼ばれた。
出世魚の「ブリ」とかけて、ぶりっ子予備軍を意味する「はまちっ子」という言葉も生まれたが、語呂の悪さや意味の曖昧さから定着しなかった。