かまいたちの語源・由来

昔は、目に見えないイタチのような獣のしわざによって、鎌で切ったような切り傷ができると考えられていたことから、「かまいたち」という名がついたというのが定説となっている。
その他、「かま」は「風の間」のことで、「カマイタチ(風間鼬)」の意味からという説や、太刀を構えて切ったようであるところから、「構え太刀(かまえたち)」が変化して「かまいたち」になったとする説もある。
傷ができる現象の「かまいたち」が先か、妖怪の名前の「かまいたち」が先かは不明だが、現象も妖怪の言い伝えも雪国で多く見られるため、同源であることは間違いないであろう。
なお、突然切り傷ができる現象は、気候の変動で空気中に真空の部分ができ、そこに触れた人体内の空気との気圧の差から起きるといわれている。

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