『大草殿より相伝聞書』に「金魚とは口の黄なる鯉の事にて候」とあり、これを基に「黄の魚」が「黄ん魚」となり「金魚」に転じたとする説もあるが、光り輝く鱗を「金」と表現したと考えるのが自然である。
金魚は文亀2年(1502年)に中国から現在の大阪府堺市に渡来したもので、原産地の中国では1世紀頃から「金魚(チンユウイ)」と呼ばれている。
また、金魚の学名「Carassius auratus」は「黄金色の魚」の意味で、英語でも「goldfish(ゴールドフィッシュ)」、韓国語でも「金魚(キムポン)」という。