ブランコは、擬態語の「ぶらり」や「ぶらん」から出た名前と考えられている。
揺れや振動を意味するポルトガル語の「balanço(バランソ)」に由来する説もある。
しかし、江戸時代には「ぶらんこ」のほか「ぶらここ」や「ふらここ」とも呼ばれており、「ぶーらんこ」「ぶらりんこ」「さんげぶらりん」などの呼称もあった。
擬態語からであれば「ブランコ」を含むこれらの呼称に通じるが、「バランソ」から「ふらここ」や「ぶらりんこ」に変化することは考え難い。
ブランコを漢字では「鞦韆」と書き、「しゅうせん」とも読む。
平安時代の『和名抄』や『色葉字類抄』では、「鞦韆」を「ゆさはり」と読ませている。