同じの語源・由来

おなじの「おな」は「おの(己)」、「じ」は形容詞化接尾語「じ」で、「己自身のようだ」「自分らしい」という意味が語源と考えられている。
上代には同義語に「おやじ(親似)」があることから、「親に似ている」の意味と解釈する説もある。
「おやじ」は「おなじ」よりも古い語形といわれてきたが、現在では「おなじ」と共存して俗語的に用いられていたという見解が有力である。

同じの漢字「同」は、「四角い板」+「口(あな)」からなる字で、板に穴をあけて突き通すことを表し、通じれば一つになることから、「同一」「共通」の意味となった。

TOP
テキストのコピーはできません。