竜(龍)は呉音で「りゅう」、漢音では「りょう」といい、「たつ」は日本での読み方である。
竜を「たつ」というのは、身を立てて天に昇ることから、「たつ(立・起)」また「たちのぼる(立ち昇る)」の意味とする説。
「たかとぶ(高飛)」または「たかたる(高足)」の反で、「たつ」になったとする説。
「はつ(発)」の意味から、「たつ」になったとする説がある。
竜はヘビと体が似ており、日本ではヘビと混同されていたこともあるため、ヘビに対して竜を「身を立てて天に昇るヘビ」と考え、「たつ(立・起)」また「たちのぼる(立ち昇る)」からの説が妥当であろう。