せがれの語源・由来

「せがれ」は室町時代から見られる語で、古くは女子に対しても用いられた。
せがれの語源は、「やせがれ(痩せ枯れ)」の略といわれる。
「痩せ枯れ」に由来するのは、中国戦国時代、楚の政治家で詩人の屈原の『漁父辞(楚辞)』の中に「顔色憔悴し、形容枯槁す」とあり、「憔悴」を「やせ」、「枯槁」を「かれ」と読んだことに基づく。
そこから、自分の子を卑下して「やせがれ」と言い、「や」が略されて「せがれ」になったというものである。

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