乱れるは、動詞「みだる(乱る)」の下二段活用。
乱れる(みだる)の語源は未詳であるが、「みだる」の「み」は「水」のことで、「だる」は動詞を作る接尾語とする説がある。
「ゆだる(ゆでる)」は「湯」を活用した言葉であることや、水は固体のように形が一定でないことから、「水のようになる」の意味とすれば考えられる。
漢字の「乱」の旧字「亂」は、左の部分が糸を上下から手で引っ張るさまを表し、右の部分は乙印で押さえる・あしらうといった意味を表している。
つまり、「乱」の漢字は、すでに乱れている状態や、まとまっているものをほぐす行為を表すと同時に、もつれた状態に手を加えるといった意味から、「おさえる」「まとめる」という意味も含んでいる。