生姜の語源・由来

中国では、生姜を「薑」と書き、生のものを「生薑」、干したものは「乾薑」という。
このうち、生の生姜を表す「生薑」を音読みした「シャウキャウ(シャウカウ)」が転じ、日本では「ショウガ」と呼ばれるようになった。
「キャウ(カウ)」が「ガ」の音になったのは、ミョウガの影響と考えられる。
中国と同じく、日本でも元々は生のものを「しょうが」と呼んでいたが、やがて干したものも「しょうが」と呼ぶようになった。
漢字では「生姜」と書くが、「姜」は「薑」と同音であることから代用したもので、本来は「生薑」が正しい。

「しょうが」と呼ばれる以前は、「ハジカミ」や「クレノハジカミ」と呼ばれていた。
「ハジカミ」は元々「山椒」を表す名で、それに中国渡来を表す「呉の」を冠して「クレノハジカミ」と呼ばれていた。
それが、単に「ハジカミ」といっても「生姜」を表すようになり、山椒からその名を奪った。

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