身から出た錆の語源・由来

身から出た錆の「身」は、刀の鞘に納まっている部分を指す「刀身」のこと。
刀の手入れを怠ると刀身から錆が出て、いざという時に使い物にならず、自分の命(身)を落とすことになる。
そこから、刀の「身」と自分自身の「身」を掛け、自分の犯した罪のために自分自身が苦しむことを「身から出た錆」と言うようになった。
また、刀身から出た錆は表面だけではなく、刀自体を腐らせてしまうので、その意味でも、取り返しがつかないことをしたという悔やみが込められた言葉である。

TOP
テキストのコピーはできません。