後釜の語源・由来

後釜は、かまどの残り火が消えないうちに、次の釜をかけることをいった語。
そこから、前任者が退いた後、すぐ代わる人のことを言うようになった。
特に、退く前から次を考えている意味が強く、悪いイメージで用いられることが多い。
「後釜に座る」という表現は、「地位」を表す言葉に「イス」や「座」があるためで、当たり前の話だが、火の点いたかまどの釜に座ったら火傷をする。
「あとがまえ(後構え)」の略で「後釜」は当て字とする説もあるが、上記の意味で使われていたことが確かなため、この説は考え難い。

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