木綿の語源・由来

もめんは、漢語「木綿(モクメン)」が転じた語で、古くは「モクメン」と呼ばれていた。
モクメンはアオイ科のワタのまわりにできる白い毛綿のことであるが、読みが「もめん」に転じて以降、その毛綿から取れる繊維や、それで織った布なども「木綿」と呼ばれるようになっていった。
『日本後紀』には、延暦18年(799年)に三河国へ漂着したインド人によって木綿布が伝来したと記されており、これが日本へ伝来した年と考えられている。

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