リムジンは、フランス語「limousine」からの外来語。
元は、御者(馬車に乗って馬を操る人)と客席の間に仕切りのある馬車を指した。
リムジンの語源となる「limousine(馬車)」は、ケープ付きマントの「limousine」に由来する。
このマントの名は、フランス中部リムーザン地方の羊飼いが着ていたことから付いたものである。
つまり、リムジンの語源を辿ると、リムーザンという地名からマントの名前が生まれ、マントの名前から仕切りのある馬車の名前となり、車のリムジンになったのだ。
しかし、マントの名前がリムジン(馬車)を指すようになった経緯については、はっきりと分かっていない。
その経緯については、リムーザン地方の御者が着ていたため。御者が着るマントと似ているためなど諸説ある。
リムジンの車の色や形が、リムーザン地方で着られる黒くて長いマントに似ていたからという説もあるが、「limousine」は馬車の時代に付いた名なので、この説は考えがたい。