ショートケーキの「ショート(short)」は「短い繊維のある」という意味から、「砕けやすい」「もろい」といった意味でも用いられる語。
ショートケーキは「ショートブレッド」ともいい、ショートニングを使って作られ、サクッとしたビスケットのようなものであったことから、こう呼ばれるようになった。
語源は「短い」「さくさくする」「ショートニング」などに分けられることも多いが、上記の通り、特に分けて考えるものではない。
日本で最初のショートケーキは、大正11年(1922年)、不二家の創設者 藤井林右衛門によって販売された、スポンジを使って日本人向けに改良されたものであった。
そのため、海外ではパンの間にいちごなどを挟み、上にクリームを乗せた「biscuit」と呼ばれるものを「ショートケーキ」というが、日本では不二家から販売されたショートケーキの類をさすようになった。
また、海外では大きな形に焼いたデザートで、温かいうちに切って出す菓子を「ショートケーキ」と呼ぶところもある。