厚顔無恥の語源・由来

厚顔無恥の「厚顔」は、単独でも、あつかましく恥知らずなことを意味する。
中国最古の詩集『詩経』に「巧言くわうの如く、顔の厚きや」とあり、「厚顔」は言葉巧みに乗り切り外面を良く見せ、内面の恥を隠すことを意味した。
日本には平安時代頃、漢文を通して「厚顔」が伝わり、内面の醜さをさす言葉として用いられ、明治時代以降には、日常語として「厚顔」が用いられるようになった。
やがて、知識や知恵がないことを意味する「無知」が付いて、「厚顔無恥」という四字熟語の形での使用が増えていった。

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