PRは、英語「public relations」の頭文字「P」と「R」を繋げた語。
「public」は「公衆」、「relations」は「関係」を意味する。
PRは19世紀から20世紀にかけ、労働者との対立経験などからアメリカの資本家の間で生まれた考えで、企業が社会との関係を築くために広く知らせることから、「public relations」が「広報」を意味するようになった。
日本では戦後、ラジオの民間放送局設立がきっかけとなり、「PR」の語は広まった。
「PR」には「自己宣伝」の意味があるため、「自己PR」という言葉は「頭痛が痛い」と同じく、本来は重言となる。
しかし、自己PRは「自己紹介」の「紹介」を強めた「売り込み」の意味で「PR」が用いられていることや、主に企業から一般に知らせるための広報が「PR」であったため、「個人からの」という意味の強調として捉え、重言については特に問題とされていない。