じゃんけんは、近世に中国から入った拳遊び(けんあそび)の一種で、当時は酒席で行われることが多かった。
拳遊びには「本拳」「虫拳」「狐拳」「石拳」など数種類あり、日本では「石拳」が残り、じゃんけんとなった。
語源は「石拳(じゃくけん)」が訛ったとする説や、「両拳・鋏拳(りゃんけん)」が訛ったとするなど諸説あるが、中国語が訛ったものであることには違いない。
昔は「石拳(いしけん)」や「石紙(いしかみ)」とも言われ、九州の「しゃりけん・りゃんけん」、関西の「いんじゃん・じゃいけん」など、現在でも地方によって様々な呼称がある。