野次馬の語源・由来

野次馬の「野次」は当て字で、老いた馬を意味する「親父馬(おやじうま)」の「お」が省略された言葉といわれる。
老いた馬は仕事に使えず、暴れ馬も仕事に使えないため、「やじ馬」は暴れ馬も指すようになった。
さらに、何も役に立たないという意味が転じ、自分とは関係ないところで無責任に騒ぐ人をさすようになり、物見高く集まる人もさすようになった。
「やんちゃ馬」が転じて、「やじ馬」になったとする説もある。
しかし、「やんちゃ」と「やじ」には大きな隔たりがあり、そのような音変化をするか疑問で、「親父」を「やじ」という例は以前から存在するため、「親父馬」の説が有力である。

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