ごまかすの語源・由来

ごまかすは、江戸時代から見られる語で、漢字で「誤魔化す」と書くのは当て字。
ごまかすの語源には、二通りの説がある。
ひとつは、祈祷の際に焚く「護摩(ごま)」に、「紛らかす(まぎらかす)」などと同じ接尾語「かす」が付き、ごまかすになったとする説。
この説は、弘法大師の護摩の灰と偽り、ただの灰を売る詐欺がいたため、その詐欺を「護摩の灰」、その行為を「ごまかす」と言ったことからとされる。
もうひとつは、「胡麻菓子(ごまかし)」を語源とする説。
「胡麻菓子」とは、江戸時代の「胡麻胴乱(ごまどうらん)」という菓子のことで、中が空洞になっているため、見掛け倒しのたとえに用いられたことから、「ごまかす」と言いうようになったというものである。

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