江戸時代から見られる語で、漢字の「頑張る」は当て字である。
がんばるの語源には、二通りの説がある。
ひとつは「眼張る(がんはる)」が転じて「がんばる」になったとする説。
これは、「目をつける」や「見張る」の意味から、「一定の場所から動かない」という意味に転じ、さらに転じて、努力してやり通す意味になったというものである。
もうひとつは、自分の考えを押し通す意味の「我を張る(がをはる)」が転じ、「がんばる」になったとする説である。
上記のうち「眼張る」の説が有力とされるが、東北地方の方言「けっぱる」は「気張る」に由来し、「じょっぱり」は「情張り」に由来するため、「我を張る」の説が間違いとは断定できない。