アケビの栄養基礎知識

アケビの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、種類や仲間など、知っておきたいアケビの基礎知識。

アケビの特徴

アケビとは、アケビ科の主に実を食用とする果実です。
アケビは熟すと果皮が紫色になり、口が開くように割れて中の果肉が半透明になります。果肉はゼリー状で自然な甘みがあり、細かい種を包んでいます。
種は食べられないのでよけながら、実だけをすくって食べましょう。どうしても種を取り除きたい場合は、裏ごしするときれいに除けます。
新芽は春に山菜として親しむ地域もあり、果皮は山形県の郷土料理に用いられるのが有名です。あく抜きをして揚げ物や炒め物にして食べます。
アケビのつるは細工物に使われますが、古くから生薬としての一面も持ち「木通」として腎炎や膀胱炎によるむくみ解消の効果が期待されてきました。

アケビの栄養・効能

肉は水分が少なくビタミンCを多く含み、免疫力を高めコラーゲンの生成を促進します。
果皮にはカリウムが含まれるので、過剰なナトリウムの排出を助け血圧降下作用が期待できる食材です。皮の紫色はポリフェノールの一種のアントシアニンであり、抗酸化作用があります。
生薬として用いられるツルの消炎作用は、含まれるサポニンによるものです。

アケビの選び方

紫色で色づきが良く、ふっくらと張りのあるものが良品です。

アケビの保存方法

ポリ袋に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。
完熟して開いているものは日持ちがしないため、早めに食べましょう。

アケビの旬の時期

9月~10月です。

アケビの種類や仲間

ミツバアケビ、ゴヨウアケビなど。

出典:アケビの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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