れんこんの栄養基礎知識

れんこんの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、加工品、品種など、知っておきたいれんこんの基礎知識。

れんこんの特徴

れんこんとは、スイレン科でハスの地下茎を食用とする野菜です。
原産は中国やエジプトであるといわれています。在来種と中国種があり、現在主流で出回っているものは明治時代に入ってきたとされる中国種です。
れんこんの断面にある穴は酸素を根に送る役割を持ち、「見通しがよい」ことで縁起物としてお節に用いられます。
切ると粘着しますが、酢水にさらすことでシャキシャキとした食感となるのが特徴です。

れんこんの栄養・効能

れんこんの主成分は炭水化物ですが、ビタミンCを多く含み、肌の調子を整える効果が期待されます。ビタミンCは水溶性ビタミンのため、水にさらし過ぎると抜けてしまうため気を付けましょう。
野菜の中ではビタミンB1の含有量も多く、エネルギー代謝を助ける役割があります。
粘り気は糖タンパクのムチンによるものです。糖の吸収を穏やかにして血糖値を安定させるほか、胃粘膜の保護にも効果があるとされます。
れんこんを切ると色が変わるのは、ポリフェノールの一種のタンニンが空気に触れるためです。タンニンは強い殺菌作用と抗酸化作用を持ち、体の免疫力を高めてくれます。

れんこんの選び方

れんこんは丸々として重みがあるものが良品です。
カットされたものは切り口が白く、みずみずしいものを選びましょう。

れんこんの保存方法

新聞紙でくるみ、野菜室で保存します。カットしたものはラップで包むとよいでしょう。

れんこんの旬の時期

れんこんは11~3月が旬です。6月頃から収穫されるものは新れんこんと呼ばれ、香りが良いです。

れんこんの加工品

福神漬け。

れんこんの品種

加賀れんこん、浮島れんこん、玉里れんこんなど。

出典:れんこんの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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