ごぼうの栄養基礎知識

ごぼうの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、加工品、品種など、知っておきたいごぼうの基礎知識。

ごぼうの特徴

ごぼうとは、キク科の根を食用とする野菜です。
西アジアから地中海沿岸が原産で、日本には平安時代ごろに薬草として伝えられたとされます。野菜として食べるのは日本や韓国、台湾など一部の国のみです。
独特の香りはポリフェノールによるもので、アクが強く、歯ごたえがあります。
ごぼうは切り方で食感が大きく変わり、ささがきは縦に走る繊維を斜めに断つことで柔らかくなり、固い芯まで余すところなく食べられます。一方おせちで出てくる「たたきごぼう」はごぼうの繊維に沿って切っているため、強い食感を感じられる食べ方です。
細長い品種が主流ですが、太く短い品種や、茎を食べる「葉ごぼう」など種類が多いのも特徴です。

ごぼうの栄養・効能

ごぼうには水溶性の食物繊維であるイヌリンや、不溶性食物繊維であるリグニン、セルロースなどが含まれます。そのため水溶性食物繊維による急激な血糖値の上昇を予防できたり、不溶性食物繊維による整腸作用で便秘の改善などの効果が期待できます。
マグネシウムは体内のあらゆる酵素の働きに関与し、エネルギー産生や神経伝達、筋肉収縮など多くの機能をサポートします。カルシウムとバランスをとり、骨を丈夫にし、精神の鎮静効果もあるとされます。
皮の部分には抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれているため、丁寧に洗い皮ごと食べるのがおすすめです。

ごぼうの選び方

太さが均一なものが良品とされます。泥付きで売られているものの方が風味がよいです。

ごぼうの保存方法

乾燥を避けるため新聞紙で包み、野菜室か風通しのよい所で保存します。
土に埋めておくと長持ちします。

ごぼうの旬の時期

ごぼうの旬は11~1月ですが、4~6月に収穫されるものは新ごぼうと呼ばれ、皮が薄く香りがよいです。

ごぼうの加工品

ごぼう茶。

ごぼうの品種

滝野川ごぼう、堀川ごぼう、越前白茎ごぼう、八尾若ごぼうなど。

出典:ごぼうの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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