番茶の栄養基礎知識

番茶の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、品種など、知っておきたい番茶の基礎知識。

番茶の特徴

番茶とは、緑茶の種類のひとつです。煎茶を作る過程で除かれた大きな葉や茎、芽や、夏以降に収穫される三番茶や四番茶を原料に作られます。
番茶の名前の由来は諸説あり、遅くに摘み取ったお茶なので「晩茶」と呼んでいたことから転じたという説や番小屋で飲むような安いお茶という意味の「番茶」という説があります。
「番茶」が指すものは生産地によって異なり、静岡県では夏以降に獲れたお茶を指しますが、京都では炒って茶色くなった京番茶になるなど地域性が強いのも特徴です。
また北海道や北陸、東北地方では番茶というと「ほうじ茶」を指すことが多いようです。

番茶の栄養・効能

煎茶に比べ、長い時間日光を浴びて成長している番茶は、カフェイン含有量が少なくなっています。味はくせがなくまろやかなため、幅広い世代が飲めるお茶です。
煎茶より少ないものの番茶にもカテキンが含まれ、飲用すれば抗酸化作用や抗菌作用、コレステロール値や血糖値の改善に期待ができます。特に秋から冬にかけて摘み取られた茶葉で作られる秋冬番茶には、血糖値を下げるポリサッカライドという多糖類が多く含まれるとされます。

番茶の選び方

しっかり乾燥しているものを選ぶと良いです。

番茶の保存方法

直射日光を避け、冷暗所で保存します。茶筒のような密閉できる容器に入れ、酸化を防ぎましょう。

番茶の旬の時期

おもに新茶の季節が終わり夏以降に収穫した茶葉で作られ、通年手に入れることができます。

番茶の品種

京番茶、美作番茶、阿波番茶など。

出典:番茶の基礎知識 – 食品食材栄養事典

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