納豆の栄養基礎知識

納豆の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、加工品など、知っておきたい納豆の基礎知識。

納豆の特徴

納豆とは、蒸した大豆を納豆菌によって発酵させた発酵食品です。
独特の発酵臭と旨味があり、混ぜるとネバネバとした糸をひくことから「糸引き納豆」とも呼びます。
発酵によって大豆よりも栄養価が高まり、大豆にはない有効成分も含まれた納豆は、昔から日本人の健康を支えてきた、日本のスーパーフードともいえる食品です。

納豆の栄養・効能

原料の大豆にはタンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラル、大豆サポニン、大豆イソフラボン、大豆レシチンなどが豊富に含まれていますが、納豆は大豆のさまざまな栄養成分を増幅させます。
ビタミンB2は大豆の約2倍、ゆで大豆の7倍にもなり、脂質の代謝アップや美肌効果があります。
ビタミンKは、普通の糸引き納豆で600μg、ひきわり納豆では900μgと非常に多くなり、血液凝固や骨の強度を高めるのに役立ちます。

納豆は発酵されることによって、原料の大豆にはなかった有効成分も作り出されます。
中でも、納豆菌が作るナットウキナーゼという酵素は、血栓を溶かす働きがあり、血液をサラサラにするため、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防する効果が期待でき、血圧の上昇を抑える作用があるともいわれています。
また、納豆菌には腸内環境を整える働きもあります。

納豆の選び方

納豆は作り立てが一番おいしく、栄養価も高い。製造日から3日間が食べ頃。
製造日から日が浅いものを選ぶと良いです。

納豆の保存方法

冷蔵で保存し、早めに食べきるようにしましょう。アンモニア臭がするものは鮮度が落ちています。
乾燥すると味が落ちるので、食べ残した場合はラップに包んで冷蔵保存しましょう。
冷凍保存する場合は、パックごと冷凍庫で保存し、食べるときは冷蔵庫で自然解凍します。

納豆の加工品

干し納豆、納豆餅、納豆せんべいなどの菓子類。

出典:納豆の基礎知識 – 食品食材栄養事典

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